最愛の猫たちを見送って思うこと

最愛の猫たちを見送って思うこと


実家に、3匹の猫を連れて帰ってきて、早19年。

 

去年の3月に、最後の子を20歳で、見送って、1年が経ちました。

 

いつか、そういう日が来るのは、わかっていたし、猫たちが、10歳を過ぎたあたりから、ふと、その日が来たらという不安とか悲しさに切なくなったりしながら、でも、今を精一杯、可愛がって、大事にしてあげようと思って、過ごしてきました。

 

あの子たちが、どれほど、いつも私の心を癒して、慰めてくれていたか、あの子たちがいなかったら、どれほど寂しかったか、いつも感じていました。


今日は、たろうくんのことを書いてみたいと思います。


たろうくんは、とても賢い猫で、足にけがをして、病院に連れて行った時も、私を信頼してくれて、自分のけがを治そうとしてくれているんだと理解していて、本当に、おりこうさんにじっと、治療を受けてくれて、先生に、こんなにお利口な猫ちゃんは、初めてですと、べた褒めされました。


傷が、また膿んできたら、カッターで切って、膿を出してくださいね。と言われて、帰ってきて、数日後、膿で、膨らんできたのですが、うまくできなくて、どうしようと思っていたら、自分で、かみ切って、膿を出していました。


ちゃんと、どうしたらいいか、覚えて、理解していたんです。


本当に、お利口な子でした。


後悔しているのは、うるさく鳴く時がよくあって、それをオス猫だからだとばかり思っていたことです。


実際は、膀胱に石ができてしまって、痛くて、鳴いていたようなのです。


そうとも知らずに、私もその鳴き声にストレスが溜まってしまって、一度だけ、怒ってしまったことがありました。


おかしいなと気づいたのは、やたらと、膀胱のあたりをなめていたからです。

 

もしかして、結石とかあって、痛いのかな、それで、あんなに鳴いていたのかなと、やっと、その時、初めて、気がつきました。


それから、しばらくして、ついに、たろうくんは、石のある部分をかみ切って、石を自分で出してしまったのです。


その後、その傷跡が、膿んできたら、もう一度、噛んで、膿をだして、なんと、結局、自分で、結石を治してしまったのです。


ほんとに猫かと思うほど、賢い子でした。


亡くなった後、しばらくして、たろうくん、どうしてるかなと思っていたら、具合が悪いと思っているたろうくんが見えてしまって、それからしばらく、大丈夫だよ、もう痛くないし、具合も悪くないんだよ、大好きだよと、毎日、心の中で、たろうくんに話しかけていました。


それからほぼ1年後、寂しさに飼い始めたグッピーに餌をあげていたら、僕のえさがないといっているたろうくんの夢を見て、それ以来、好きだった、鰹節を、毎日、たろうくんにあげています。


さすがにトイレは、もういらないよねと思って、トイレは、かたづけてしまいましたが・・・。


ほんとうに、面白くて、賢い子でした。

 

たろうくん。一緒にいてくれて、本当にありがとう。

 

いつまでも、ずっとわすれないよ。大好きだよ。たろうくん。